無垢材につきものの“節”や“割れ”。一般的には欠点とされがちな部分も、レジン加工によって唯一無二のデザインへ昇華できます。本記事では、なぜレジンが素材の弱点を魅力へ変えられるのか、その理由とデザイン事例をプロ目線で解説します。
【目次】
- 節や割れは本当に“欠点”なのか?
- レジンが木材の弱点をデザインへ変える理由
- 【デザイン事例】節・割れを魅せるレジンの使い方
- 店舗内装で人気のレジンアレンジ
- 欠点を活かしたテーブルが店舗にもたらすメリット
- まとめ:素材の個性を活かす選択が、空間価値を高める
1. 節や割れは本当に“欠点”なのか?
無垢材(加工をしていないそのままの木材)を扱うと必ず出会う「節」や「割れ」。
家具量販店では“避けるべきもの”として扱われることもありますが、実は木材の歴史や個性を語る重要な表情でもあります。
しかし、そのままでは
・汚れがたまりやすい
・欠けやすい
・平滑にならない
といった実用面での問題もあります。
レジン加工は、これらの“扱いづらさ”を一気に解決し、デザイン性にまで昇華させる技術です。

2. レジンが木材の弱点をデザインへ変える理由
① 隙間を埋めて強度を高められる
節抜けや割れをレジンで充填することで、テーブル全体の耐久性が向上します。
店舗など使用頻度が高い場所でも安心です。
② 光の入り方で“表情”が生まれる
透明・半透明のレジンは光を通し、影と色のグラデーションが美しい表情を作ります。
割れ目がそのままアートの一部に。
③ 木の個性をそのまま活かせる
節や裂け目の“自然のライン”を残すことで、唯一無二の1枚に。
人工的な装飾では出せない自然美が魅力になります。
④ 汚れ・欠けの問題を解決
レジンが完全に平滑に仕上げてくれるため、
• 汚れが溜まらない
• 清掃がしやすい
• 欠ける心配が少ない
と店舗利用にとても相性が良い点もポイント。
3. 【デザイン事例】節・割れを魅せるレジンの使い方
・節の穴だけをクリアレジンで埋める
ナチュラル好きの店舗に人気。
素材感を残したまま、上品な印象に。
・割れ目をあえて“川”のように見立ててカラーを流す
ブルー・ブラック・グレーが店舗で特に人気。
深みのある色を足すことで空間のアクセントに。
・木の欠けをデザインの一部として残す
輪郭をあえて残し、レジンで固定することで“自然彫刻”のような表情に。

4. 店舗内装で人気のレジンアレンジ
・バーカウンターにブラックレジン
大人っぽく高級感が出て、照明映えが抜群。
・ナチュラルカフェ × クリアレジンの節埋め
“木の素材感”を残しつつ機能性も担保。
・ブルーグラデーションの“リバーテーブル”
来店動機になりうるフォトジェニックな存在感を演出できます。
5. 欠点を活かしたテーブルが店舗にもたらすメリット
- 他店と差別化できる“物語のある内装”になる
- SNSに投稿されやすいフォーカルポイントを作れる
- 高級感や自然美によってブランドイメージが向上
- 長く使える耐久性も確保
店づくりにおいて“テーブル=内装の中心”。
その一枚の選択が空間全体の印象を大きく左右します。
6. まとめ:素材の個性を活かす選択が、空間価値を高める
節や割れは隠すものではなく、活かすもの。
レジン加工を施すことで、木が持つ表情がより際立ち、店舗の魅力を底上げする一枚になります。

こちらのレジンテーブルは、樹齢1000年以上を超えると言われる「屋久杉」と
グリーンレジンを組み合わせたもの。
写真を見て頂いて分かるように、節や割れが多く、
単体でテーブルとして使用することはできません。
しかし、レジンテーブルに加工した場合はこの節や割れが唯一無二の個性となっていることがわかるでしょう。
屋久杉は樹齢が長いため、割れや節がないものはほとんど存在しません。
それ単体で一枚板として使用できることは、ほぼないと言っていいでしょう。
また、現在では伐採が禁止されているため、新たに手に入れることはできません。
このようにレジンと組み合わせることによって、新たな生命が吹き込まれます。
令和のこの時代に、1000年前の樹木と共に日々を過ごせるというのはロマンを感じますよね。