癒しの木の香り
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
木には、独特の香りがあります。
これは木が放出している「フィトンチッド」という物質から発せられる香りで、
癒されると感じる人が多い、良い香りです。
フィトンチッドは木が害虫や病原菌から身を守るために
自ら生成する殺菌作用のある揮発性物質のことを言いますが、樹種によって含まれる成分が異なります。
そのため、木の種類によって異なる香りがするのです。
今回は、木の種類によってどのような香りがするのかご紹介します。
木の香り図鑑 ~種類別に楽しむ天然のアロマ~
木の香りにはリラックス効果や集中力アップ効果があるとされ、
古くから建築や家具、香木などに活かされてきました。
今回は、代表的な木の香りを種類別にご紹介します。
1. ヒノキ(檜)
香りの特徴:清涼感と品のある落ち着き
日本を代表する香り。お風呂や神社などで感じるあの「清らかで深い香り」が特徴です。
ヒノキに含まれる「フィトンチッド」は、抗菌・防虫・リラックス効果があるといわれています。
香りの印象:
- 清潔感がある
- 森林浴のようなリラックス効果
- ストレスを和らげる
おすすめの用途:
- 浴室・サウナの壁材
- アロマウッド
- カッティングボードやインテリア小物
2. スギ(杉)
香りの特徴:柔らかく甘いウッディーな香り
ヒノキよりもやさしく、少し甘みのある香りが特徴です。
スギの香りは「懐かしさ」「穏やかさ」を感じる日本的な香りで、心を落ち着かせてくれます。
香りの印象:
- 温かみがある
- やさしい甘さ
- 疲労回復効果
おすすめの用途:
- 壁材・天井材
- お香やアロマチップ
- 木製家具
3. クスノキ(楠)
香りの特徴:スッとする爽やかな香り
天然の防虫剤としても知られるクスノキ。
樟脳(しょうのう)の原料でもあり、独特のスッとした清涼感があります。
気分をリセットしたいときにぴったり。
香りの印象:
- 爽快感
- 清潔感
- 集中力アップ
おすすめの用途:
- クローゼットやタンスの防虫剤
- カッティングボード・置物
- デスク周りの木製雑貨
4. ケヤキ(欅)
香りの特徴:ほのかに甘く落ち着いた香り
強度と美しい木目で人気のケヤキは、香りも穏やか。
強い香りではありませんが、木工品を仕上げたときにふんわりと漂う温かみのある香りです。
香りの印象:
- ほのかで上品
- 木の温もりを感じる
- 長く愛着が持てる
おすすめの用途:
- ダイニングテーブル
- 建具・床材
- 什器や家具
5. ウォルナット
香りの特徴:ナッツのような芳ばしい香り
北米を代表する高級木材。
木を削った瞬間に感じる、ナッツのような深く甘い香りが魅力です。
落ち着いたブラウンの色味と香りが相まって、上質な空間を演出します。
香りの印象:
- 深みのある甘さ
- 上品で大人っぽい
- 高級感
おすすめの用途:
- 高級家具・テーブル
- インテリアパネル
- ギフトアイテム
6. チェリー(サクラ)
香りの特徴:やわらかく、ほんのり甘い香り
桜の木は、香りが強すぎず穏やか。
「やさしい甘さ」が感じられ、時間とともに飴色に変化する美しい木肌も人気です。
香りの印象:
- やさしく上品
- 温かみのある甘さ
- 心を落ち着ける
おすすめの用途:
- 家具・小物
- カトラリー
- ギフトアイテム
まとめ
木の香りは、見た目や触り心地と同じように、空間の印象を左右する大切な要素です。
家づくりや家具選びの際には、香りにも注目してみてください。
お気に入りの木の香りが、あなたの暮らしをやさしく包んでくれるはずです。