店舗の家具選びはただの内装ではなく「顧客層を引き寄せる仕掛け」。木・レジン・金属・石材など、テーブル素材によって変わる顧客イメージとターゲット層の違いをプロ視点で解説。
【目次】
- はじめに:家具は機能ではなく“体験価値”を作る
- 素材によって変わる顧客心理とブランド印象
- 代表的なテーブル素材と相性の良い顧客属性
- 木材(ナチュラル系)
- レジン(ハイデザイン系)
- セラミック・石材(高級志向)
- ステンレス・アイアン(インダストリアル志向)
- メラミン化粧板・大量生産系(大衆向け)
- 店舗ジャンル別「最適素材マッピング」
- レジンテーブルが選ばれる理由:属性×体験設計の視点
- まとめ:価格ではなく“誰に来てほしいか”で素材は決める
1. はじめに:家具は機能ではなく“体験価値”を作る
椅子やテーブルは、
「座れる」「料理が置ける」という機能だけで語られるものではありません。
今の店舗デザインは、
“何を置くか”ではなく“どんな世界観を売るか”という考え方が主流です。
つまり素材は、
内装の一部ではなく来店する客層を定義する要素になります。
2. 素材によって変わる顧客心理とブランド印象
人は視覚情報から店舗の価値を判断します。
その判断材料のひとつが「素材感」。
✔ カジュアルなのか
✔ 高級なのか
✔ 温かいのか
✔シャープなのか
素材が持つ質感は、
そのまま顧客層の期待値=価格帯に繋がります。
3. 代表的なテーブル素材と相性の良い顧客属性
① 木材(ナチュラル・無塗装系)
印象:温かい・安心・自然・親しみ・家族向け
相性:ファミリー層 / 女性向け / カフェ / ベーカリー / サロン
→ 「居心地のよさ」「落ち着き」を求める層が集まる。
② レジン(クリア・ブルー・ブラックなど)
印象:唯一無二・アート・デザイン性・映える
相性:デザイン志向 / ハイブランド志向 / SNS強者 / 若年女性 / 富裕層
→ 「ここにしかない」「特別」を求める層を惹きつける。
③ 石材・セラミック
印象:高級・重厚・高価格帯・信頼性
相性:高単価レストラン / ホテル / 高級美容 / 外国人客
→ 「価格が高くても品質重視」という層が集まる。
④ ステンレス・アイアン(無機素材)
印象:無骨・都会的・洗練・クール
相性:男性客 / ブルックリン系 / クラフトビール /アパレル
→「スタイル」「合理性」「無駄な装飾の排除」が好きな層。
⑤ メラミン化粧板・量産系家具
印象:機能性・コスト重視・カジュアル
相性:回転率優先店 / フードコート / 学生向け /チェーン店
→ 「価格・スピード・便利さ」重視の層が選ぶ。
4. 店舗ジャンル別「最適素材マッピング」
| 店舗ジャンル | 最適素材例 | 惹きつける顧客層 |
|---|---|---|
| 高級レストラン | 石材・ブラックレジン | 富裕層・特別体験 |
| カフェ・ベーカリー | 無垢材・クリアレジン | 女性・家族・長時間滞在 |
| バー・クラフト酒場 | ウォルナット×レジン・金属脚 | こだわり層・デザイン志向 |
| 美容室・サロン | 透明・ブルーレジン | 写真を撮る顧客・SNS層 |
| 居酒屋・学生向け飲食 | メラミン・スチール | 価格重視・回転率重視 |
5. レジンテーブルが選ばれる理由:属性×体験設計
レジンの最大の特徴は、素材自体が物語性を持つこと。
✔ 写真映え
✔ 店舗の象徴(シグネチャー)
✔ 記憶に残る体験
「その店に訪れる理由」を作る力があります。
特にSNS時代では、
“撮りたい”→“投稿したい”→“行きたい”
という集客導線との相性が圧倒的に高い。
6. まとめ:価格ではなく“誰に来てほしいか”で素材は選ぶ
素材選びは雰囲気の話ではなく、戦略の話です。
どんな客層に来てほしいのか。
どんな価値観を届けたいのか。
どんな価格帯で売りたいのか。
その答えによって、選ぶべき素材は変わります。