飲食店のテーブル選びは「素材」で大きく差が出ます。木材・レジン・メラミン・セラミック・ステンレスなど主要素材をプロ目線で比較し、耐久性・清掃性・費用・デザインの観点から最適な選択を解説します。
【目次】
- 飲食店でテーブル素材が“売上”に関わる理由
- 飲食店でよく使われるテーブル素材一覧
2-1.木材(無垢・集成)
2-2.レジン(エポキシ樹脂)
2-3.メラミン化粧板
2-4.セラミック
2-5.ステンレス
2-6.ガラス - コスト・耐久性・清掃性・デザイン性で比較表
- 業態別:おすすめの素材(カフェ/居酒屋/焼肉/スイーツ店 ほか)
- まとめ:最適な素材は“業態×客層×席の使われ方”で決まる
1. 飲食店でテーブル素材が“売上”に関わる理由
飲食店のテーブルは、
料理の見え方・居心地・写真映え・清掃スピード
など、売上の直接要因に関わる重要なパーツです。
- 写真映え → SNSで拡散
- 清掃性 → 回転率に直結
- 傷・汚れ → 店の清潔感に影響
- 熱・水に弱い素材 →修繕費が増える
素材次第で“スタッフの働きやすさ”まで変わるため、軽視できません。
2. 飲食店でよく使われるテーブル素材一覧
飲食店で実際に採用されることが多いのは次の6種類。
- 木材(無垢・集成)
- レジン(エポキシ樹脂)
- メラミン化粧板
- セラミック
- ステンレス
- ガラス
それぞれ特徴がまったく異なるため、業態によって向き・不向きがはっきりしています。
2-1.木材(無垢・集成)
■ 特徴
温かみがあり、カフェやレストランで定番。
ただし水・熱・アルコールに弱い点は要注意。
■ メリット
- 見た目の良さ・温かみ
- 経年変化を楽しめる
- 修理・再塗装で長く使える
■ デメリット
- 水輪・染み・傷がつきやすい
- 消毒アルコールで白濁しやすい
- 重い無垢材は移動が大変
おすすめ業態: カフェ、自然派レストラン、ベーカリー
2-2.レジン(エポキシ樹脂)
■ 特徴
デザイン性が圧倒的に高く、SNS映えに最も強い素材。
ただし、木+レジン構造のため熱と衝撃に注意。
■ メリット
- 他店と圧倒的に差別化できる
- 写真映え → 集客効果が高い
- 清掃しやすく、強めの塗膜で耐水性◎
- 小規模店舗でも“看板代わり”になる個性
■ デメリット
- 70℃以上の熱に弱い(鍋や鉄板はNG)
- 木部の伸縮で稀に剥離・ひびリスク
- オーダー品のため価格は高め
おすすめ業態: カフェ、スイーツ店、バー、個性重視店舗
2-3.メラミン化粧板
■ 特徴
飲食店で最も使われる“現実的な最適解”。
軽量・安価・清掃しやすい万能タイプ。
■ メリット
- コスト最強
- 汚れ・水・アルコールに強い
- デザインの種類が多い
- 軽くて扱いやすい
■ デメリット
- 高級感には欠ける
- 木の質感は“プリント感”が残る
- 熱い鍋を置くと変形する可能性
おすすめ業態: 定食屋、ラーメン、カフェ、ファスト系ほぼ全般
2-4.セラミック
■ 特徴
耐熱・耐傷・耐汚れ性能がすべてトップクラス。
最近は高級店・ホテルで増加。
■ メリット
- 熱い鍋や鉄板を直置きOK
- 傷がつきにくい
- 清掃性が非常に高い
- 高級感が強い
■ デメリット
- 価格が高い
- 重量がかなりある
- 床や什器に落とすと割れることも
おすすめ業態: 高級レストラン、焼肉、鉄板系、カフェのハイグレード店
2-5.ステンレス
■ 特徴
業務用キッチンでおなじみ。耐熱・耐汚れが抜群。
無機質でクールな印象。
■ メリット
- 耐久性が高い
- 水・油・熱に強い
- 清潔感がある
- 工業的な雰囲気で個性が出る
■ デメリット
- 指紋や水跡が目立つ
- 無機質すぎて冷たい印象
- 擦り傷がつきやすい
おすすめ業態: ラーメン、バー、モダン・工業系店舗
2-6.ガラス
■ 特徴
抜け感が出て空間が広く見えるが、割れと汚れがネック。
■ メリット
- スタイリッシュ
- 圧迫感が少ない
- 装飾天板と組み合わせしやすい
■ デメリット
- 指紋が目立つ
- 割れるリスク
- 料理写真が映えにくい
おすすめ業態: スイーツ店、ギャラリーカフェ
3. コスト・耐久性・清掃性・デザイン性で比較表
| 素材 | コスト | 耐久性 | 清掃性 | デザイン性 | 熱耐性 |
|---|---|---|---|---|---|
| 木材 | △ | △ | △ | ◎ | △ |
| レジン | △〜○ | ○ | ○ | ◎(映え最強) | △ |
| メラミン | ◎ | ○ | ◎ | △ | △ |
| セラミック | × | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| ステンレス | ○ | ◎ | ○ | △(好み分かれる) | ◎ |
| ガラス | △ | △ | △ | ○ | ○ |
4. 業態別:おすすめのテーブル素材
■ カフェ
木材 or レジン
(雰囲気・写真映えが重要)
■ 定食屋・ファスト系
メラミン
(コスト・清掃・耐久バランスが最強)
■ 居酒屋
メラミン or セラミック
(アルコール・油・熱に強い)
■ 焼肉・鉄板系
セラミック一択
(熱と油のダメージが大きい)
■ スイーツ・映え系
レジン
(差別化&写真映えが圧倒的に有利)
■ バー
レジン or ステンレス
(個性・ムードをつくりやすい)
5. まとめ:最適な素材は“業態×客層×席の使われ方”で変わる
どの素材が正解かは、
「どんな客層で」「どんな料理で」「どれくらい回転するか」
によって変わります。
予算を抑えたいならメラミン。
映えを狙うならレジン。
熱に強い店はセラミック。
雰囲気重視は木材。
**“素材選び=店舗の売り方を決める作業”**とも言えます。