一枚板の価格はなぜ違う?木の種類やサイズ、木目、乾燥方法、希少性など、価格差を生む要素を職人の視点で解説。価値ある一枚を見極めるためのポイントを紹介します。
一枚板の価格が違うのはなぜ?
家具店や工房で一枚板を見ていると、「同じサイズなのに、なぜこんなに価格が違うの?」と思うことがあります。
実は、一枚板は木そのものの個性や希少性によって、価格に大きな差が生まれます。
ここでは、その理由を職人の視点から分かりやすく解説します。
1. 樹種(木の種類)による違い
一枚板の価格を左右する最も大きな要素が「樹種」です。
木の種類によって、硬さ・木目・色味・入手難易度が異なります。
- ウォルナット:高級感ある濃い色合いで人気。北米産の希少材。
- モンキーポッド:個性的な木目が特徴。サイズが大きく取れるのも魅力。
- ケヤキ:国産の代表格。重厚で美しい杢(もく)が出やすい。
- ナラ(オーク):硬く丈夫でナチュラルテイストに人気。
- 杉・ヒノキ:やわらかく軽いが、節や香りに味わいがある。
同じサイズでも、希少材ほど価格が高くなる傾向にあります。
2. サイズと形状の希少性
一枚板は一本の大木から取るため、大きいサイズほど希少価値が高くなります。
特に長さ2mを超える板や幅広の板は、伐採できる木自体が少ないため高額になります。
また、「耳付き」(自然な樹皮の形を残したデザイン)や、「うねりのある形」も人気で、デザイン性によって価格が上がることもあります。
3. 木目・色味・杢(もく)の美しさ
木には一本ごとに異なる表情があります。
木目の流れや、光の角度によって浮き上がる杢(もく)模様が美しいものは、まさに「自然の芸術」。
このような板は見た目の美しさと個性が評価され、価格が高くなります。
- 虎杢(とらもく)
- 鳥眼杢(ちょうがんもく)
- 縮み杢(ちぢみもく)
と呼ばれる模様は特に希少で、コレクターにも人気です。
4. 乾燥方法と手間
木材は伐採後、しっかり乾燥させないと反りや割れの原因になります。
乾燥には「天然乾燥」と「人工乾燥」があり、時間と手間をかけて管理された板ほど安定性が高く、価格も上がります。
- 天然乾燥:数年単位でゆっくり乾かす。木の色艶が自然で美しい。
- 人工乾燥:短期間で乾燥可能だが、ひび割れや変形リスクもある。
木を“生かしたまま使う”ためには、乾燥の丁寧さ=価値なのです。
5. 加工・仕上げの技術
一枚板は削り・研磨・仕上げまで、すべて職人の手によって完成します。
表面を美しく仕上げ、木の個性を最大限に引き出す技術も、価格に反映されます。
特に、反り止めの工夫・塗装仕上げの均一さ・脚部の設計精度など、見えない部分ほど品質の差が出るポイントです。
まとめ
一枚板の価格は、ただの材料費ではなく、
その木が生きてきた年月、職人がかけた時間、そして自然が作り出した唯一無二の美しさが反映されています。
「安いから悪い」ではなく、
「どんな価値が込められているか」で選ぶのが、一枚板選びの醍醐味です。
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