レジンテーブルが変色するってホント?

レジンテーブルは変色する?

こんにちは。
レジンテーブル槐です。

 

レジンテーブルを購入する際に、気になることの一つに「変色」があります。

レジン=樹脂 は様々な場面で使用されています。
例えば、歯の詰め物やアクセサリー、キーホルダーなど日常でもよく見かけます。

そういったレジン製品を使用している中に、このような経験をした方は居ませんか?

歯の詰め物を白色の「コンポジットレジン」にしたら変色してしまった。
「UVレジン」のアクセサリーを使用していたら色が変わってしまった。

どちらも、使用者は経験があるのではないかと思います。

 

そのような経験がある方から特に聞かれるのがレジンテーブルの変色についてです。

レジンを多量に使用するレジンテーブルにおいて、
レジンの変色は見た目を左右することもあり、気になるところですよね。

また、木材部分も変色があるのでは?と不安に思う方も多いはず。

この記事では、レジンテーブルの変色について解説していきます。

 

レジンテーブルは結論から申し上げますと、変色します。
木材部分もレジン部分も変色すると言っていいでしょう。

しかし、品質の高い材料を使うことや加工にひと手間加えること、
メンテナンスや設置場所に気を付けることで、かなり防ぐことが出来ます。

まずは、木材がどのように変色するのか見てみましょう。

 

木材の変色

木材は、経年により色が変化します。
これは、樹種により程度があれど全ての樹木に対して言えることです。

この色の変化を私たちは経年劣化ではなく、「経年変化」と呼びます。
劣化ではなくて変化と名付けるのにふさわしい、素晴らしい変化だからです。

例えば、カエデや杉、ヒノキ、栃ノ木、シナなどは元の色よりも濃く変化します。
その色の変化はよく「飴色」になると称され、艶がでて深みが増します。

反対に、ウォルナットやアカシアなどは元の色よりも薄い色に変化します。
全体的に穏やかな色味になり、馴染みが良くなります。

 

木材の色の変化をネガティブにとらえる人は、あまりいないのではないかと思います。

使い込むほどに艶や落ち着き、深みが増す木材の経年変化を
是非楽しんでいただければと思います。

 

レジンの変色

レジンの変色は「黄変(おうへん)」と呼ばれ、
透明なレジンが黄味がかるという変化です。

服などもそうですが、黄ばみを嫌う人はきっと多いはず。
レジンの黄変がどの程度起こるのかは気になる点ですよね。

 

レジンが黄変する主な原因は紫外線です。
紫外線がレジンの分子構造を変化させることによって生じます。
これは、太陽の紫外線だけでなく、室内の蛍光灯などの照明による微量の紫外線でも起こります。

その他に、熱や水分、酸化反応、レジンの品質、硬化不足、配合の不備なども原因となります。

 ● 熱:レジン硬化前に過度な熱が加わった時
 ● 水分:レジン内の封入物に水分が付着していた時
 ● 酸化反応:レジン硬化前に空気中の酸素に多く触れた時
 ● レジンの品質:質の低い混ざりものの多いレジンを用いた時
 ● 硬化不足:レジンの硬化が不十分な時
 ●配合の不備:*主剤と硬化剤の比率が正確でなく、硬化不良が起きた時

*レジン(エポキシレジン)は主剤と硬化剤という2つの液体で構成され、
これらがちょうどよい比率で混ざり合い、そこに適切な温度や乾燥が加わって硬化します。
この2剤の比率が正確でないと硬化不良が起こり、黄変が起こるのです。

 

レジンの黄変を完全に防ぐことはできませんが、その程度を抑えることはできます。

レジンテーブルの品質を高めることや、工程を丁寧に踏むことで
かなり黄変度合いを抑えることが出来るのです。

例えば、弊社は硬化したレジンを天日にさらして黄変実験などを行い、
どの程度黄変が起こるか観察をしております。

このように、黄変に対して真摯に向き合い
出来るだけ起こさないよう工夫をしている業者・職人さんが製作する
レジンテーブルを選んでください。

 

また、レジンに、黄変しても目立たないような色を入れることもおすすめです。

一番黄変が分かりやすいのは透明色や白色レジンです。
しかし、赤・青・黄の三原色を始めとした濃いめの色をつければ、
黄変したとしても気付くことはまずないでしょう。

 

他には、屋外や日当たりの良い窓際に設置するのを避け、
直射日光にさらさないことや

高温多湿をなるべく避けること、お手入れを行うことなどによって
かなり黄変を抑えることが出来ます。

 

リスクを知ったうえでレジンテーブルを選択する

レジンテーブルの割れや欠け、変色に関して、
どれだけ品質を高めて、丁寧に工程を踏んでも100%ないとは言えません。

ただ、限りなく起こる可能性をゼロに近づけることは可能です。

リスクを理解しながら、
しっかりとレジンテーブル製作に取り組んでいるところから、購入することをおススメします。

 

どのようなテーブルであっても、破損や変色のリスクはあります。
レジンテーブルを他テーブルと比較したときに、
これらのリスクが飛びぬけて高いということはありません。

また、こういったリスクはあれども、
レジンテーブルはやはり唯一無二の存在感と特別感があります。

デザイン性などの見た目だけでなく、品質にもしっかり厳しい目を向けた上で
あなただけのレジンテーブルを選んで下さい。



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