家具の仕上げ塗装の種類
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
家具の仕上げ塗装の種類は一般的に2つで、オイル塗装とウレタン塗装と言います。
塗装の種類によって長所・短所があるため、それぞれの違いを把握し比較をした上で、
使用目的などに適した塗装を選ぶことをおすすめします。
ウレタン塗装
★見た目、仕上がり
マットなウレタン塗装と艶のウレタン塗装の2種類があり、仕上がりがかなり異なります。
マットなウレタン塗装は白っぽくもやもやと見えます。
木目がぼけたように感じる方もいるかもしれません。
艶のウレタン塗装は光を良く反射してツヤツヤして見えます。
黒っぽい木やレジンの天板に施すと、鏡のように姿が映るほどテカテカしています。
★熱への耐性
瞬間的には120℃-130℃まで耐えるという実験データがあるほど熱耐性が高いですが、
長時間熱にさらすと木部が反ったり割れたりすることがあります。
★水への耐性
表面がコーティングされているため、水や汚れは表面で弾かれて浸透しにくいです。
そのため、水滴や油汚れに強く、食品などがこぼれてもすぐに拭き取ればシミになりにくくなっています。
お手入れが比較的簡易であると言えるでしょう。
★傷のつきやすさ
厚い塗膜でコーティングされているため、傷が付きにくいのが特徴です。衝撃耐性も高いです。
ただ、擦り傷などはつきやすく、光の反射などで目立ちやすくなることがあります。
一度傷がついてしまうと、全て剝がした上で再塗装となるため、メンテナンス費が高額になり手間がかかります。
オイル塗装
★見た目、仕上がり
オイルが木に染み込むことで出る、若干の艶がある程度です。
しかし、磨くことで艶が増すので、経年の変化を楽しめます。
木目や木の風合いをそのまま楽しむことができ、質感や肌触りもそのまま残ります。
★熱への耐性
熱耐性は弱く、シミや色変化が顕著です。
必ず鍋敷きやコースターなどを使用してください。
★水への耐性
水に濡れるとその水分を吸収してしまい、シミやひび割れ、劣化の原因となることがあります。
濡れたまま放置するとシミになってしまうので、すぐふき取るようにしてください。
★傷のつきやすさ
表面を覆う塗膜がないため、傷や凹みがつきやすくなっています。
しかし、メンテナンスが比較的容易で、
表面にできた傷は紙やすりなどで研磨し、オイルを塗り直すことで自宅で修復可能です。
まとめ
オイル塗装とウレタン塗装の違いと特徴を知っておくことは、
家具選びの際だけでなく、購入後に家具を使ったりメンテナンスをしたりする上でとても大切です。
次回のブログで、それぞれお手入れ方法などを詳しく説明しますのでみて下さいね。