オイル塗装とは?
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
今回はテーブルの仕上げに行う、オイル塗装について詳しくご紹介します。
オイル塗装とは、植物性のオイルを無垢材の繊維に染み込ませる塗装方法です。
オイル塗装の家具は、塗膜でコーティングをしないため、
天然木の質感やそのままの美しさを直接楽しむことができます。
まるで木の質感が手に吸い付いてくるような、しっとりとした感触がします。
オイル塗装の光沢はマットな質感で、コーティングでは表現できない木本来の色艶が現れます。
塗膜がなく木の調湿機能が発揮できるため、使い込む程に色艶が増して味わい深くなっていきます。
そのテーブルで時間を過ごした思い出が染み込まれていくかのような、
美しい経年変化の様子を楽しむことが出来ます。
一方、オイルを繊維に染み込ませているだけで、塗膜でコーティングはしていないため、
水や油などによる汚れやしみはつきやすくなります。
長時間放置することで、さらに痕が残りやすくなるため、すぐに汚れを拭くことが重要になってきます。
オイル塗装はシミや汚れ、傷がつきやすいので
一見すると、あまりテーブルには向いていないのではないかと思いませんか。
しかし、暮らしの中で刻まれるコップの輪染みや、いたずらや無作為についてしまった傷などの
使っていくうちについた“記録”は、木の表情となり、家族の思い出となります。
同じ家具でも使う人によって木の表情が違う、世界に一つだけの家具となっていくでしょう。
オイル塗装テーブルのメンテナンス方法
木そのものの味わいを堪能できるオイル塗装のテーブル。
お気に入りの家具はきちんとお手入れをして、長く使い続けたいですよね。
そのためには、定期的なメンテナンスが必要です。
日常のお手入れは簡単で、乾拭きまたは固く絞った布で埃や汚れを落とします。
これによりオイルの効果を保つことができます。
特別なお手入れとしては、定期的にオイルを塗りこむことを推奨しています。
これは、木に染み込んだオイルが時間とともに揮発されるためです。
年に1~2回のメンテナンスをおススメしており、
これにより木材の色合いや質感、深みのある仕上がりを維持することができます。
いかがでしたでしょうか。
メンテナンスなどの手間のかかることがあるオイル塗装ですが、
手間がかかるからこそ愛着がわきますし、ビンテージ感もお楽しみいただける塗装です。
テーブルの塗装にオイル塗装を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。