ウォルナットの特徴
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
いわゆる高級木材とよばれる、希少価値の高い木材にはさまざまなものがありますが
中でも代表的なのが「ウォルナット材」です。
ウォルナットはチーク・マホガニーと並ぶ世界三大銘木の一つで、
ウォルナット色という塗料が生まれるほど、その美しい色は世界中で広く愛されています。
また、高い耐久性を誇り、その頑丈さや狂いのなさは家具材に適しています。
古くからヨーロッパなどでは家具や内装材として活用されており、
現在でもその人気は衰えません。
ウォルナットは成長が遅く、家具や建築などに利用できる大きさになるまでに
百年単位の年月が必要になります。
そのため、世界的に人気な木材ではありますが、希少価値が高くかつ高価で、
手に入りにくい状況となっています。
ウォルナットのメリット
- 高級感ある深い色合い
他の木材にはない紫がかった艶のある濃い茶色は、高級感があり家具にすると大きな存在感を放ちます。
その人気は、塗装でウォルナットに近い色合いにしている家具もあるほどです。
また、経年での色変化も見事で、徐々に明るくまろやかな茶褐色へと変わり、長く楽しむことが出来ます。
- 整ったまっすぐな木目
美しくまっすぐに整っている木目もメリットの一つです。
ウォルナットは広葉樹でありながら、上空に向かって真っ直ぐに成長していくため、木目は直線的で整然としているものが多いです。
また、部分的に生まれる波状や巻毛状の杢目が、まっすぐな木目と混じり合うことで、美しい表情を作り出します。
家具に加工すれば、整った美しい木目が部屋を彩ってくれるでしょう。
- 耐久性が高く傷や凹みに強い
ウォルナット材の強度は中程度であり、適度な固さと加工のしやすさを両立した木材です。
密度が高く、耐久性や衝撃に優れているため、重い物を落としたり、子供やペットが引っ掻いたりしても傷やへこみがつきにくいです。
- 耐衝撃性が高く割れにくい
ウォルナット材は、耐衝撃性にも優れた割れにくい木材です。
衝撃を受けても割れにくい性質を活かして、ライフル銃の銃床にも使われています。 また、その特性からフローリング材に採用されることもあります。
何らかの衝撃を受けても割れにくいので、家具として長く愛用しやすい木材です。
- 温度や湿度で変形しにくい
温度や湿度の影響を受けにくいのもウォルナットの利点です。
ウォルナットは乾燥処理後の安定性が高く、収縮や膨張が起こりにくいという特徴があります。
これはウォルナットの木材構造そのものが、環境の変化に対して形を保ちやすい特性を持つためです。
これらの特長により、製造後も家具のゆがみや変形につながりにくくなります。
- 表面が滑らかで触り心地が良い
ウォルナットは表面が滑らかで、触り心地が良いことから家具としての質感の魅力もあります。
ダイニングテーブルの天板など、日常的に触れる家具に使用すると、気持ち良く生活できるでしょう。
また使い込むことで磨かれ、段々とより滑らかな質感になっていきます。
ウォルナットのデメリット
多くのメリットがあり、人気なウォルナット材ですが、デメリットもあります。
- 希少なため価格が高い
希少価値とその人気の高さから、価格が高騰していることが大きなデメリットであると言えるでしょう。
成長スピードが遅く木材として利用できるまで時間がかかることに加え、需要が高いことから入手が困難です。
- 深い色合いが明るく経年変化する
木材は色が経年変化するのが特徴で、年月とともに色が濃くなるのが一般的ですが、
ウォールナットの持ち味である深い色合いは、年月が経つと徐々に黒味・紫味が抜けていき、
全体的に色が明るくなっていきます。 経年変化は木材製家具の醍醐味ですが、深い色合いを気に入った方にはデメリットとなるでしょう。
太陽光がよく当たる場所ほど変化しやすいため、経年変化を避けたいのであれば日光を避けると良いでしょう。
- 汚れやシミが目立ちやすい
汚れやシミが残りやすく、目立ちやすいのもデメリットです。
例えば食事中に食べ物や飲み物をこぼすと、シミが残るかもしれません。
オイル塗装やウレタン塗装など仕上げ塗装を行うことで、これらのシミを防ぐことができます。を特にウレタン塗装は撥水性が抜群で、お茶や醤油などの調味料、油などをこぼしても布巾でサッと拭きとることが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世界三大銘木の一つであるウォールナット材は、深い色合いやまっすぐな木目、頑丈さなどから、多くの人に愛されてきた木材です。
デメリットはあれども、それを補って余りある唯一無二の特長を持つ木なので、是非取り入れてはいかがでしょうか。
ダイニングテーブルやデスク、テレビボード、椅子などの家具に用いれば、一気に高級感溢れる部屋になること間違いなしです。