飲食店で「落ち着く」「また来たい」と感じる空間の秘密は“木使い”にあります。
木材の色・質感・配置によって居心地が変わる、内装デザインのポイントを解説します。
お客様が「長居したくなる」お店とは?
人気のカフェやレストランに共通しているのは、居心地の良さ。
料理が美味しいだけでなく、
「なんだか落ち着く」「時間を忘れて過ごせる」と感じる空間が、
リピーターを生み出しています。
その鍵を握っているのが――“木”です。
木がもたらす心理的な効果
木は、視覚的にも感覚的にも人の心を落ち着かせます。
木目の模様、温かみのある色合い、手触りのやさしさ。
これらは科学的にも「リラックス効果・ストレス軽減・滞在時間の延長」をもたらすことが分かっています。
人は木のある空間にいると、自然の中にいるような安心感を覚えるのです。
木造古民家のカフェやロッジハウスなどに行ったとき、
「落ち着くなあ」「ほっとする」と感じたことはありませんか?
これは科学的に裏打ちされた、木の心地よさによるものなのです。
飲食店における“木使いデザイン”のポイント
1. 木の色味で印象をコントロールする
- ナチュラルカラー(明るいトーン):清潔感と親しみやすさ。カフェやベーカリーにおすすめ。
- ミディアムブラウン:温かみと落ち着きを感じさせ、レストランやバーに最適。
- ダークブラウン系:重厚感と高級感を演出。和食や鉄板焼きなどに向いています。
→ 空間全体のトーンを「料理のイメージ」に合わせるとまとまりがでます。
2. 素材の“質感”を残す
過剰にツヤを出さず、木目や手触りを感じられる仕上げにすることで、
より自然で温かみのある雰囲気を作れます。
特に、無垢材やオイル仕上げのテーブルは人気です。
ただ、ウレタン塗装を施すと、防水・防汚性が強くなるので
雰囲気と使い勝手のバランスを上手くとるといいでしょう。
3. 照明とのバランス
木の表情は光によって変わります。
暖色系の照明を使えば、木の色がより柔らかく、心地よい印象に。
反対に白色系の光を強く当てると、せっかくの温もりが冷たい印象になってしまいます。
「照明×木材」は、居心地を左右する大事な組み合わせです。
4. テーブル・カウンターへのこだわり
お客様が最も触れる部分こそ、“木の質感”を大切に。
一枚板テーブルやレジンテーブルなど、存在感のある木のカウンターは、
空間の印象を一気に高めてくれます。
まとめ
★木を使った内装がもたらすメリット
- 滞在時間が長くなる(リピーター増加)
- 写真映えする空間になる(SNS投稿効果)
- 年齢層を問わず「落ち着く」と感じてもらえる
- 長く愛される店舗デザインになる
木の温もりを活かした内装は、
「落ち着く」「また来たい」と思わせる最大の要素です。
木を単なる装飾ではなく、空間の主役の素材として考えること。
それが、お客様が自然と長居したくなる内装づくりの第一歩です。
たとえば、壁面にウッドパネルを使ったり、天井に梁を見せたり。
少しの工夫で空間全体の印象がやわらぎます。
お客様が滞在時間を忘れて過ごせる――
そんな“居心地の良い空間”をつくるために、
木のデザインをどう取り入れるかを考えてみましょう。