シンプルなのに癒される木の音
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
「コツン」「コン」「トンッ」
木を叩いたときの音は、どこか懐かしく、そして心にすっと染み込んでくるような響きがあります。
今日は、木を叩く音に焦点を当て、その魅力や癒し効果についてご紹介します。
木材を指や手、スティック、道具などで叩いたときに生まれる音は、
素材の種類、厚み、乾燥具合、叩く場所、力の強さなどによって変わります。
例えば、乾いた「コン」という音は硬い広葉樹(トチ、カエデなど)で鳴りやすく
柔らかい「トントン」という音は針葉樹(杉、松、ヒノキなど)で鳴りやすいです。
低く響く「ドンッ」という音は重くて密度の高い、チークやケヤキ、オークなどの木です。チークは打楽器などにも用いられています。
日常の生活音の中にも木の音は存在します。
例えば、木の机を軽く叩く音やドアをノックする音、木製おもちゃを触ったときの音。
どれも自然で、無意識に「心地よい」と感じるような音たちです。
その心地よいと感じる音を奏でる楽器があります。
多くの打楽器は木でできており、その響きが音楽に深みを与えます。
カスタネットは小さくて高めの「カチカチ」音。
マリンバや木琴は柔らかく、温かみのある音色。
和太鼓は木の胴と革が生み出すしっかりとした重低音。
木の種類や切り方によって音の「高さ」「硬さ」「余韻」が大きく変わるのが魅力です。
木製テーブルを取り入れて、その音に癒されよう
木を叩く音は、近年では動画サイトでもASMR音源として人気です。
リズミカルに木を叩く音は心拍数とリンクしてリラックス効果があり、指でコツコツ叩く音は集中力UPや、勉強中のBGMに選ばれています。
また、木の棒を打ち合わせる音は瞑想時の導入に使われることもあります。
木のぶつかる音の「硬すぎず、柔らかすぎず」という中間の響きが、脳にちょうどよく届くと言われているのです。
ではなぜ「木の音」は癒されるのでしょうか。
木の音は、単音ではなく複数の周波数(倍音)を含んでいるため、聴いていて耳に心地よいと感じます。
これは自然界の音に多く見られる特徴です。
また、人が安心を感じるリズムは、1分間に60~80回程度(安静時の心拍数とほぼ同じ)と言われています。
木を一定のテンポで叩くことによって生まれるリズムと、その優しい音は人々に安心感を与えてくれます。
近年、安価で軽いポリエステルやメラミン天板のテーブルが人気を博しています。
扱いや搬入も楽で耐水性にも優れており、リメイクなどを前提として購入される方も多いようです。
確かに、木製のテーブルは比較的高価で(特に一枚板テーブルなどは高級品と言えるでしょう)
重いため扱いに困ることがあり、輪染みなどを防ぐためにも水がついたらふき取るなどのお手入れも必要になります。
しかし、木製の家具は耐久性がとても高く、長い年月使用することが出来ます。
それだけでなく、このような癒しを与えてくれる音を聞くことも出来るのです。
テーブルに物を置くとき、ぶつかってしまったとき、日常に寄り添う様々な音を発するのが自然素材の木から出されるものだというのは格別です。
木製のテーブルを空間に取り入れませんか?
きっと見た目以上のものが得られるはずですよ。