レジンテーブルは割れる恐れがある?対策方法をご紹介
こんにちは。
レジンテーブル槐です。
よくあるご質問の中に「レジンテーブルは割れてしまうのではないか?」というものがあります。
レジンテーブルは基本的に、高い耐久性や耐水性を誇る製品ではありますが
特定の条件下においては、まれに割れてしまうことがあります。
割れてしまう主な原因は、乾燥・衝撃・温度変化の3つです。
乾燥による割れ
前提として、木は伐採後も生きています。
そのためレジンテーブルに限らず、一枚板は加工後に反りや割れが発生する場合があります。
切り出したばかりの木は特に、湿度・温度の影響を受けやすいため
収縮や膨張をして反りや割れが生じやすいのです。
一般的に一枚板の家具を作る場合は、製造段階で割れを防止するために十分な乾燥を行います。
しかし、この乾燥を疎かにすると、木の変形が起きて割れてしまうことがあるのです。
しっかりと乾燥するためには、専門的な加工や十分な時間と管理が必要となるため、
技術力の高い職人・メーカーが製作したものを購入するのがおすすめです。
衝撃による割れ
過度に強い衝撃を与えることにより、割れが生じることがあります。
たとえば、何百キロ以上もの重さを天板の上からかけたり
ハンマーなどの工具で叩く、かなり高い場所から落とすなどがそれに当たります。
基本的にレジンテーブルに使用するレジンはエポキシレジンという、硬度が高く傷がつきにくいレジンが使われます。
例えば、「コップをガンッと置く」「手でバンッと叩く」「ペットが飛び乗る」などの
日常生活で使用する場合に起こる衝撃では、さほど割れを心配する必要はないでしょう。
温度変化による割れ
急激な温度変化によっても、レジンテーブルが割れるケースがあります。
エポキシレジンの耐熱温度は約80〜100度です。
また、木材部分も過度に熱いものを置くことで焦げてしまうことがあります。
そのため熱い鍋などを置く場合は鍋敷きを用いてください。
コーヒーカップなどを直接置くなどの日常的な使用方法であれば、
熱によって割れたり、レジンが溶けたりすることはまずありません。
その他の割れ
上記の原因だけでなく、塗装の有無や剥がれで割れてしまうこともあります。
一般的にレジンテーブルでは、乾燥を完了した後にウレタンやオイル素材の塗料で塗装加工を行います。
塗装をすると、木が再度水分を吸収するのを防止でき、木の収縮による割れの発生を防ぐことが可能になるのです。
しかし、この塗装の吹付が甘かったり、そもそも塗装を行っていなかったりする製品があるのも事実です。
この場合には、割れの危険性が高いので気を付けなければなりません。
また、木材・レジンの質の悪さのために割れてしまうことがあります。
使用しているレジンの質が低い=いろいろ混ざっているor原材料が安いと、耐久性が低くなります。
相場よりも明らかに安価で販売している場合は、そのようなレジンを使用していることが多いため注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
レジンテーブルはレジンと木材がくっついているように見える形状なため、その耐久性などを不安視される方も多いです。
ですが、しっかりと工程を踏むことで、
市販品よりもさらに高い耐久性や耐水性、耐熱性を誇る製品にすることも可能となるのです。
槐(エンジュ)では、お客様がテーブルを購入した後のことを一番に考え、心を込めて制作しております。